だって、だって。

 

 
 
 
 
 
 
 ―――だって、お前は俺のこと嫌いじゃないか―――
 
 
 
 
 
 親友の、否、親友だと思っていた彼の口から、そんな言葉が紡がれた時の事をぼんやりと思い出す。
 その時の彼の顔といったら、美しく妖艶な笑みを浮かべていたものだから、一瞬何を言われたのか理解できなかった。
 まあ、そこでとっさに頭の中でその文字列を何度かトレースしてみても理解できなかった訳なのだが。
 
 
 
 そう、その時は何でそんな事言うんだろう、とか、やっぱり綺麗な顔してるなぁ、とか、僕何かしたかなぁ、とか、そんな訳ないじゃないか、とか。
 つらつらとツマラナイ陳腐なセリフが頭を過ったけれど、そのどれもが口をついて出なかった。
 だって、君の笑顔があまりにも。
 
 
 ――― ツメタク
 
  タノシソウ ニ
 
  ツキハナス ヨウナ
 
 カオ デ ―――
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 「…………今なら君の気持ち、解る気がするよ」
 
 
 
 
 
 茶色い軍服から純白の騎士服を経て、そして今度からの死装束となる世界でたった十二着しかない制服を握って、そう呟いてみる。
 コレを手に入れる為に、自分がしたこと。
 
 
 
 (僕に、そんな事を言う資格はないのだけれど)
 
 
 
 「つらいなぁ……
 
 
 
 だって、こんなにも心が壊れそう。
 
 
 
 自惚れではなく。きっと君も。
 
 
 
 
 
 「そうだったんでしょう?…………ルルーシュ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だって、君の笑顔は苦痛と悲しみに狂っていたから。
 
 
 
R2のスザクはこれくらいで良いと思ってた。
そしたら何だ、あのウザさ(笑)
初うpがコレって……orz
 
08,08,18. up
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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